タイ人はカジノが大好き

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タイ人は賭博が大好きです。本当に好きです。しかし、タイ王国において日本同様、賭博は犯罪なのです。では、タイ人賭博をしないかというと、全然我慢しません。バンコク内にもいわゆる裏カジノと呼ばれる賭博場が何件かあり、数百人規模で狭い中で賭博に興じています。そして、よく摘発されています。

今から約3年前、バンコクの市長選挙がありました。候補者は当時、一騎打ちだったのですが、下馬評はA氏が優勢でした。この下馬評、政治の専門家が語ったりするのではなく、有権者の下馬評なのですが、圧倒的にA氏が優勢なのです。そこで、ウチの人に聞いてみました。「なんでA氏はこんなに人気なの?」と。

「あー、A氏は賭博場の摘発に消極的だからね」とウチの人。

見て見ぬふりして賭博をさせてやろうということがまず暗黙のマニュフェストになっていて、そのマニュフェストに結構な票が食いついているというのがすごい面白かったのを覚えています。

確かに、賭博は違法なんですが、見て見ぬふりをしている感があるのは否めません。大概、バンコク市内の大きな賭博場が摘発されるとニュースになります。バイクタクシーのオッチャンも熱弁します。場所も当然、バンコク人は誰もが知っている場所です。そして、摘発の1週間後、一気に情報がめぐります。「摘発された賭博場が明日、再オープンするぞ」と。タクシーの運ちゃんやらがそのネタをお客に教えたりして、後は伝言ゲーム式です。 「1週間で再オープン?違法ですよね?」と聞くと、逆に頭を傾げられて、「マイペンライ(問題ないよ)」と鼻で笑われながらバックミラー越しに言われます。何か解せません。

国際問題かつ人間関係を悪化させてもよいのであれば、実は相手を言い負かすマジックフレーズがあります。それは、「仏教でやっちゃいけない5つのことに博打があるね。」と「賭博を禁止したのはたしか、、、チュラロンコン国王ことラーマ5世ではなかったけ?」、「それはそうと、君は仏教徒のタイ人だよね。王様は好きかい?」

場合によっては殴り合いになります。場合によっては相手が黙ります。そして多くは話題を変えます。「一応矛盾に対する葛藤はあるのか」と思った矢先、携帯で伝言ゲームの続きをしていたあの時の「ああ無情感」は忘れられない思い出です。

タイ人大好き賭博場ですが、あくまで『違法』ですので、近づいたり・面白半分でついて行ってはいけませんよ。『合法』的にカジノに行く方法がタイにはあるのですから、無駄なリスクは無意味です。そんな『合法』カジノについてはまた別の機会に書かせてもらいます。