タイにあるタンブーンという習慣

2018年2月8日

タイには、タンブーンという習慣があります。タンブーンとは「喜捨」すなわち、大まかにいうと「寄付」のことを言います。朝早くに、お坊さんは托鉢でご飯を貰いに行きます。与える側はタンブーンという形で、お米やおかずを朝に並んで、お坊さんにタンブーンします。このタンブーンするという行為は、タイ人にとって、非常に有難いことで、習慣的に行っている方も多いです。朝方に、タイ人がお米等を持って並んでいるのを見かけたら、タンブーンなんだなと思って頂ければよいと思います。皆さんも加わってタンブーンを行うのもよいかもしれません。皆さんがタンブーンを行う場合は、お米などの現物というよりは、現金をタンブーンすることが多いと思います。20バーツ(60円)~100バーツ(300円)くらいのタンブーンでも十分だと思います。あくまで、タンブーンは、喜捨の精神を体現する行為なので、額に問題はないのです。

また、おそらく観光でタイに行く際に必ず訪れるであろうワットポーやワットアルン等の仏教寺院では、必ずといってよいほど、さい銭箱に準ずるタンブーン場や、絵馬に準ずる煉瓦に願いや家内安全を書いて寄付をするという場が設けられておりますので、必ず、タンブーンを気づかないうちに行うことになると思います。

ちなみにこのタンブーン、日本でタイコミュニティに属していると、しばしば行われることがあります。タイ人が在日の寺にタンブーンをする、日本に寺を建立する、仏教記念日の寄進等多くの場合にタンブーンを求められます。これが、なかなか微妙な気持ちを私にわかせることとなります。というのも、タイレストランで、かくかく云々という理由でタンブーンを行うとなると、レストラン中のタイ人がタンブーンを行うのですが、半ば強制的に封筒が渡されるのです。となると、いくらか包まざる得なくなってしまい、タンブーンの根本的な思想を逸脱しているような気がしてならないのですが、隣りのウチの人の睨みを伺いながら、野口英世をタンブーン用の封筒に入れるのです。