タイの弁護士 友達やコネなどの友好関係が大事

2018年2月8日

今回は、タイの弁護士事情についてです。タイの弁護士というのは非常になりやすい職業で、あまり社会的地位はありません。というのも、とりあえず大学の法学部を卒業すれば、準弁護士となることができて、その後1年間くらいのインターンと試験を受ければ簡単に弁護士となることができるからです。

さて、この弁護士がまた非常に厄介です。理由は簡単、裏切るからです。こちら側が原告で訴訟する際に、被告とつるんで被告からわいろをもらい、我々からは着手金を頂くという弁護士の多いこと。弁護士は日本と違って(現在はそうでもないと聞き及んでいますが、飛車の周りの弁護士はそんなことはありません)、食っていけない資格なのです。これは、以前に書いた警察官と同じ考え方ですね。

クライアントを持っている弁護士であれば変なことはしないですが、弁護士はごまんといるのがタイです。それゆえ、何か困って、訴訟をするぞとなったとき、日本のHPで調べて弁護士を雇ったりすると、非常に厄介なことになることが多いです。というのも、日本人はお金を持っているのを知っているので、あえて日本語のHPを作成して、いわば「ひっかける」のです。弁護士だから大丈夫というのは日本だけで、タイの弁護士は商売人です。もっとも稼げる方法を合法非合法を問わず行うものが少なからずいるというのが事実です。

では、どうすればいいんだとなるかと思いますが、このようなときはとにかく、現地の有力者と話をして、弁護士を紹介してもらうというのがベストです。もちろん現地の有力者とコネを作らねばなりませんが、それは造作もないことです。日本人は金を持っているというのが、タイ人の共通認識なので、有力者に近づく場に(庶民が入れないような価格の料理屋やバー)行けばよいだけですから。

しかし、気を付けてくださいね、その有力者が悪知恵を働かせることも十分に考えられるので、その有力者ととても仲良くなることがとても大事です。友好関係を築いてしまえば、タイ人というのは金での不義理ということはしませんから。

それゆえ、いい場所へ行って、いい友人を作りましょう!!