タイの合掌には2通りある

thailand-823384_640微笑みの国タイ。それを印象付ける動作の一つが合掌です。あの、手と手を合わせて拝む姿ですね。この合掌、実は、タイ人においては2通りの方法があるというのをご存知でしたか?

1つは、一般的なもので、よくタイの方を連想するときに、一番最初にイメージで出てくる合掌です。手と手を「胸のあたり」で合わせる姿です。これは、ありがとうございます、こんにちは等々、あいさつのシーンで使われる、いわばタイ式の日本のお辞儀と考えていただければよいと思います。(タイ人は日本人ほど合掌はしませんが:日本人はお辞儀をし過ぎです。どこの国に行っても姿勢が悪いのではないだろうかといわれる始末です。)

もう1つの合掌は、まさに仏様へ拝む際に行われる合掌で、手と手を「頭部」で合わせる姿です。タイは言わずもがなの仏教国なので、仏様へ拝む際にはお花やお線香と共に合掌をして拝みます。結構頻繁に拝みます。日本人は比較的無神論的なので、タイ人に対しては、結構信心深いんだなあと思うことが多々あるでしょう。

ここで気をつけねばならないのは、後者の頭部付近合掌を挨拶の場面で行うと若干失礼にあたります。私は仏様ではないし、仏様を私ごときと同列に考えるなんておこがましいという論理なのでしょうか。とにかく、仏様を若干侮辱したような感をタイ人は受けるとのことなので、気を付けるが是です。

日本人は、お辞儀を非常に多くするのと同様の感覚で、とりあえず合掌せねばと思い、意外と胸より上の方で合掌してしまうことがあるのですが、それは拝む時だけです。あくまで、挨拶の際の合掌は胸付近で行うように心がけましょう。加えて、挨拶合掌は、挨拶の時に行うものなので、日本のお辞儀同様やたら頻繁にしないほうが自然であるというのも付け加えておきます。

ただし、これもお辞儀同様、タイ人からしてみれば挨拶合掌を連発されても、特に変だとは感じないそうです。それでも、タイ人は決して合掌を連発することは、チップをたくさんもらえるとき以外にはありません。