タイ人にとっての王様はどのような存在なのか(2)

palace-507040_640

さて、前回の続きです。タイの国王の問題ですが、気にかけねばならない問題がいくつかあります。

まず、どんなイデオロギーがあるにせよ、タイ人の前では王様について批判するのは絶対にやめましょう。たとえそれが冗談であってもです。私は1度タイの王様を皮肉った冗談を言ったことがありますが、その場にいたタイ人「全員」から非難されました。あまりに早口で言っているので、聞き取れないものも多くありましたが、何か飛んでくるのではと思わせる位に非難されました。(私の発した冗談も王政を非難するもので彼らを逆なでしてしまったのは事実なのですが。)そして、この話を、同棲している彼女(以下、ウチの人)に話したところ、ウチの人にも怒られました。そのぐらい、タイ人にとって、王様の権威・威厳・人気というのはとてつもないものなのです。

しかし、そんなタイ王家にもタイ人以外にはほとんど知られていない、問題があるのです。それは、「次の国王は誰だ」問題です。「???」と思う方も多いと思います。なぜなら、長男なり長女なり一番先に生まれた年長者が次の国王(女王)になればよいではないかというのが通常ですからね。しかし、ここがタイ人の面白いところです。なんと、第1後継者の王子様が国民からとてもとても人気がないのです。一方、人気があるのは、プミポン国王の妹です。

ウチの人は言います。「あの男が王様になることはナイネ。私たちが反対するからネ。」ん~、タイの王様は人気度によって決まるのでしょうか?

そこで私は、こんな質問をしてみます「そうしたら次の王様は誰になるの?」結構まともな質問です。

これに対し、ウチの人は「さあ」

タイの王政は終わりを迎えてしまうのでしょうか。そんなことはないとは思いますが、多くの国民は、第1後継者は嫌だというのが総意だそうです。しかし、これを利用しようとしている議員がいるのも事実としてありますが、こういった突っ込んだ話をすると、NGです。よく言う、政治と宗教の話はするなといいますが、タイ人相手には、そこに王様が加わります。

それでは、クイズです。「王様と仏様どっちが好き(尊敬する)」と質問した場合、どう答えるのでしょうか。タイは敬虔なる仏教国ですので、仏様と思うかもしれませんが、これは王様が正解です。理由は不明です。タイ人ではないので。

加えてですが、日本の天皇についてもタイ人は尊敬をしています。ですから、タイ人の前では、天皇の話題も控えた方がよさそうです。タイレストランに行ったとき、必ず王様の写真があります。また、平成天皇とプミポン国王とが一緒に写っている写真も人気です。どうして、こんなにも王様が人気なのか、それは次の記事にて紐解いてみましょう。(タイ人にとっての王様3に続く。)